私が実家に顔を出したある日、思いがけない思い出を作れました
私「今から山の上のパン屋さんに行ってくるけど御注文ある方は承りますよ〜」
母「お父さんに何がいいか聞いてみて。お母さんはいりません〜」
私「お父さん、山の上のパン屋さんに行くけど何か買ってこようか?」
父「うーん、お父さんも一緒に行こうかな‼︎」
私(んんんん???
「そしたら車回してくるから準備しててね。お茶と背中に挟むクッション持ってきーね」
父を連れて病院以外で外に出るのは何年ぶりだろう
何か私に話すことがあるのかな、、、と私の悪い癖で色々考えてしまう
そんな私を他所目に久しぶりのドライブをるんるんしている父
天気も気温も紅葉もいい感じの11月の日曜日
いつもより丁寧なコーナリングとそっと優しいアクセルブレーキ
いつもだったら30分くらいで着くけど今回はもう少し時間がかかった気がしたな
父が車に乗り込み、なにを話してくるのか気になってたけど
父「今日は特にいい天気だね〜秋だね〜いいねいいね〜」
ただそれだけ
10分くらい外を眺めてたのか気がつくと、、、ぐぅ〜〜〜
目的地まであと5分くらいかな〜ってところで起きて
父「いい天気だね〜気持ちいいね〜」
ただそれだけ
山の上のパン屋さんに着いたらよいしょよいしょと言いながらお気に入りのピタパンとベーグルを両手いっぱいに抱えてました
それでもまだ選んでいたのでカゴを渡すとそんなに買っていいの??と目をキラキラさせてました
選び終えた頃に先に車に戻ってていいよと声をかけると、店内で食べていこうよ‼︎とこれまた珍しい提案
とりあえずドリンクを注文してお父さんが満足するまで食べてから帰ることにしました
父が満足する量はピタパンの半分の量です
私は父が食べる同量を1/3の時間で食べてしまったので持参していた本を読んで待ってることにしました
帰りの道も特に何もなく助手席でくーかーくーかー気持ちよさそうに寝てました
実家に帰ってからも寝てました
翌日、様子を見に行くと寝てました
だからあの日に一緒に出掛けたのは奇跡だったんだな
たぶんあのパン屋さんに一緒に行くのは最後だったのかなと今になって思います
いつもはちゃんと英語やってるのかと私や妹に突かれて家から出ることもない父と、どんぐりや英語から離れて過ごす時間はいいひと時でした
父にとっても頭のリフレッシュになっていればと思いましたが、ドライブの大半を寝ていたのでリフレッシュになったかどうかは分かりません 笑
それでも嬉しそうにパンを選んでるお父さんを見れたので私は満足なドライブでした
ここまで書いてよく分からん内容やなと思いましたが、何となく気になる父の行動だったので残させてもらいますね