どんぐり倶楽部どんぐりポケット

どんぐり子育てや自然遊び、感味力の素晴らしさ、REI先生のひとりごとなどのんびり書いてます

ちょっと小話③

今回のちょっと小話は高校時代

 


高校は私立高校に進学し進学クラスで大学受験に向けて勉強をしようと思いました

……そう思っていたのは入学式までで、入学した瞬間からバスケットボールに興味を持ち勉強そっちのけでバスケにのめり込みました

バスケットの経験は全くなくバスケ部の体験に参加しました

体験に行って知ったのはこの高校のバスケ部は全国大会常連校の強豪校だということでした

基本的にバスケ部に入部するのは特待生で入学してくる生徒だったらしく、初心者でプレーヤーとして入部するのは私が初めてだと監督もトレーナーも先輩方も驚いていたのを覚えてます

そんな私をチームのみんなは受け入れてくれ、高校生活がスタートしました

 


朝練は6:15からなので自宅を出るのは5:30

朝食は5:00

母の出勤は7:30

フルタイムで働いている母にとって毎朝の朝食とお弁当作りは大変だったと思います

特に私はチームで1番体重が軽かったのでトレーナーから体重を増やすように言われており朝から昼食並みのご飯を食べるため、食事の準備や栄養バランスを考えることが大変だったんじゃないかと大人になって気がつきました

体重が50キロないとコートに入れなかったのでまずは体重を増やすことを目標にしており、なんと3ヶ月後には4キロ増えてやっとコートでの練習に参加できるようになりました

コード外の練習はハードなラントレと筋トレ、ハンドリングがメインなので3ヶ月で4キロ増やせたことは食事の管理をしてくれた母のおかげですね

 


母は私がバスケ部に入部後、ほとんどの試合を観戦してくれました

遠征も多く、全国大会やウインターカップの試合にも全試合来てくれてビデオも撮ってくれてチームを応援してくれました

私がコートでバスケをしているのを見せることができたのは、新人戦です

チームメイトのおかげで覚えたてのレイアップと届くか分からない位置から精一杯打った2Pシュートを決めることができたのは一生の思い出です

 


高校2年の冬、自分の進路を考えたときに私は大学に進学したかったのでバスケ部を退部し、3ヶ月間必死に勉強し県立高校に入学しなおしたんです

なぜ、わざわざ退学して県立高校に入学しなおしたかというとバスケ部は朝講義と放課後講義より練習の方が優先されるので、毎日の講義免除でセンター試験を受けるほどの学力がなかったんです

学校を辞めると親に伝えた翌日には父が学校に退学の手続きの連絡をしてくれ、大学に行きたいなら自分で行きなさいと言われました

この時点で大学に進学する方法は、高卒認定を取るもしくは新たに高校に入学し大学進学の準備をすることでした

自分の出した答えは、定時制の高校に入学し大学の入学試験を受けるということでした

幸いなことに勉強のやり方はどんぐりで培っていたので3ヶ月で入試対策をして自力で県立高校の合格を勝ち取りました

ここがどんぐりっ子の強みだなと思います

分からん張を知ってるから自分の苦手分野の仕分けも簡単で、自分にとっての勉強方法も試験対策も知っていたので退学することに後悔はなく前向きに清々しく退学しました

やりたいことを自由にやる

そして自分で責任を取ることのメリットデメリットを肌で感じ自分のために自分で決めることができたのは幸せなことですね

 


履歴書を書くときに高校中退と書かなくてはいけないけど、別にマイナスではないし自分で決めたことだから自分らしいかなと思ってます

自分の道は自分で切り拓くことができるのは考える力と、穏やかに育ててくれた家庭環境なのかなと大きくなって感じます

 


怪我の影響でスポーツができなくなって泣いたことや自分のことは自分で決めることで悩みまくったこともいい経験でした

私立高校退学後に県立高校を受験し、無事に入学できたこと、運良く2年間の単位を全て持っていけたことで県立高校を1年間で卒業することができました

そして人生最大の壁と価値観、国家資格受験、大人、自分と向き合うしんどさや打開を知った大学時代で、さらにどんぐりの力が発揮されることになったのはまた次回の小話でお話ししますね

 


華やかでも順風満帆でもない私の人生は、心配されることが多い部分もありますが、なんだかんだ楽しく自分らしく生きていけているのはどんぐりと母の愛情だと感謝してます

不登校や挫折など話したいことはたくさんありますが、またいつか話しますね

 


ではでは、2020楽しみましょ〜

 


Rei