最近はオンライン授業の方が多いんかな〜
子どもへの読み聞かせより保護者への読み聞かせの方が多いんかな〜 笑
オンライン授業のことは何度か載せてあるので今回は音声電話の読み聞かせレポートにしようかな
あ、でも音声電話なので写真はありません
皆さん、想像しながら聴いてください
ん?読んでください か
開始時間(予定)に保護者へ連絡し、お子さんのいいタイミングで連絡をするように伝える
5分経過…
10分経過……
20分経過………
…………………
30分経過。。。
子「先生ー、おはようございます〜。今日もどんぐりお願いしまーす」
私「おはよう〜。よろしくお願いします〜。準備ができたら教えてね」
子「いいよー」
私「今日のおやつはな〜に〜」
私「いいね〜、私はアーモンドフィッシュだよ〜。学校給食で出てるやつ〜」
子「美味しいよね〜、デザートって行事の時にしか出ないから2ヶ月に1回くらいかな。ほら、雛祭りとかよ」
ーーー10分くらい給食トークが続きましたーーー
私「そろそろ問題読もうか?」
子「はーい。待ってました〜」
私「(待っとったんかーいっ‼︎)笑…あひるのがあこさんは/」
子「がーーーーーー。があがあ」
私「がーーーーー」
口ばしの色は黄色にしようか青にしようかオレンジにしようかいろいろ悩んでます
アヒルといえばCMでお馴染みのあのアヒルを思い浮かべたようで口ばしは黄色にしたそうです
鳥といえば家の近くにカラスの巣があって最近はカラスを追い払うのに試行錯誤しているそうです
と思ったら双眼鏡で色んなものをみることが楽しいようで双眼鏡について10分くらい話し合ったかな(今日届いたから嬉しさ爆発してる)
私「があこさんの口ばしの色は決まった?」
子「黄色にしたー。はーい。次読んでー」
私「まいあさ、こっぷ2はいのみずをのみます」
子「えーーー僕も飲むよー、一緒だー」
私「え、朝から2杯も飲むん?私は1杯かな〜」
子「どんなコップにしようかな。細長い形がいいかな。うーん、ストローにしようかな」
私「ストロー使って飲むん?器用やな。曲がるやつ?曲がらんやつ?」
子「曲がるやつ〜。これはがあこさんが開発したんよ。発明家やからね。コップだけだと手で持てんけん、飲めんやん。だけんストローなんよ」
私「(とんでもないスケールの物語になりそう)…ほ〜。なるほど。」
子「1つは熱々のお湯なんよ」
私「ぎょえーーー、やけどするやん。ストローで飲むんやったらフーフーできんで火傷しちゃう。」
子「があこさんは火傷せんよ。唇やなくて口ばしやん。硬いやん」
私「なるほど。いやいや、喉は喉やん。大やけどやん」
子「あー、そうか。それもそうやな。でも先生、忘れてるよ。これ、これ忘れてるよ」
私「(音声だけやから見えんけんどのこと指しとーとよ。ストローは違うしな…何のことやろ)…何を忘れとるっけ?」
子「これよ、口紅‼︎これな、10色あって水色を塗ったら冷えるんよ。そんで黄色はパイナップル味になる。紫はぶどう味」
私「ははーーん。なるほど。さすが発明家やな」
子「これは10色作るのに1ヶ月かかるんよ」
ーーご想像通りここからかなり盛り上がりましたーー
まだ1文しか読み終わってないんやけど、十分すぎるくらい楽しかったのでよきよきです
なんだかんだ脱線話を含めて30分で解き終わりました
この問題は2つの文章で構成されてます
脱線話がなければ10分くらいで解けるのかもしれません
だけど、これだけ楽しんで味わって取り組むことが解くことよりも大切なんじゃないかな
もちろん話をしないで黙々と取り組むお子さんもいらっしゃいますが、絵をみて楽しんでいるようならOKです
今回のお子さんはなかなか本人オリジナルの絵が描けないことが続いていたので介入したケースになります
はじめは話しはするけど、絵には書き落とせないことが続いていました
今回はがあこさんの口紅は横向きだったらここかな。冷えるために水色だな。などなど、本人のオリジナルのイメージを絵に落とし込めました
自分で決めていく
いい感じです
どんぐりが終わった後、お母さんとチェンジ
子どもは電光石火で遊びに行きました
お母さん「これは何の問題かな。棚…あひる…えー、こんな問題あったけ」
私「問題読みますね〜あひるのがあこさんは〜…」
お母さん「…その問題からこんなにも絵が描けるんですね。電話越しなのにこんなに描かせることができるんですね」
私が凄いんじゃなくてイメージと体験が一致してきたお子さんの成長が絵に現れてるんですよ
最近は"ずつ"が分かってきたんですって
生活の中でお菓子の取り分けで"◯こずつ配ってね"など自然と工夫して声かけしていたのがやっと本人の中で繋がってきたと
分からん帳にも"ずつ"の問題がたくさんある
それが最近解けるようになってきた
これって根気よくお母さんが声かけしてた努力ですよ
ヒントや答えを教えるのは簡単
待って待って自力で見つけて自分のものにしていくのは難しい
だけど面白いんですよね
あ、ちなみに"ずつ"の声かけは半年くらい続けた結果だそうですよ
素晴らしいですね
そう考えるとどんぐり問題の言葉は日常生活で教えていける言葉が多いようです
◯番目〜とか、半分の半分〜とか、◯こ残して後は分けていいよ〜とか、面白いんですよ
だから保護者にはお子さんがどんぐりを始める前に0MXをコンプリートしとくことを勧めてるんです
今からでも遅くないですよ〜
0MXでたくさん脱線しながら絵を描いて、楽しんでくださいな
伏線回収をすると、開始するのに30分かかったのは、どんぐり直前で兄弟喧嘩が始まったからだそうです
ここで素晴らしかったのはお母さんの対応でしょう
すでに私とどんぐりする時間でしたが、大人の都合で喧嘩をやめさせるのではなくとりあえず待って待って待っての30分だったそうです
お母さんも私も待ちました
喧嘩が解決した後、本人から「さっきはごめんな。 Rei先生とどんぐりしたいんだけど、電話してもいいかな」と相談されたそうです
私は喧嘩していたことに気づきませんでした
だってスッキリした声だったので
もちろん、何があったのかは聞きません
だって本人が話してこないから
話してこないというか、すでに完結したことなのでわざわざ改めて話す必要がないから
もちろん脱線話や本人が聞いてほしいことはしっかり聞きます
鮮明なイメージとなるようにツッコミを入れる時もあります
いやー、読み聞かせは面白い
すごく面白い
やっぱ音声だけっていうのが効果的なんだろうな〜
オンライン授業もいいけど、こっちがオススメ