小学生が携帯電話を持っていること自体はこの時代珍しいことではない
通信速度がヤバいんだけどー
えーマジーうわー
ヤバー
激遅なんだけどーウケる
LINEで話そうー
、、、、、なんだこれは
小学生の会話が異世界でした
いや、大人の私たちも話している内容なのかもしれない
車窓から田園風景をぼんやり眺めていた時にふと聞こえてきた会話にゾッとした
携帯電話を子どもに持たせる理由のひとつに友達と繋がるツールという見方がある
うん
現代ではそうなのかな
クラス全員が持っているから
仲間はずれになるから
友達との連絡はどうするのか
出先から電話する時に必要でしょ
みんな持っているのに持たせてあげないのは可哀想
いや、そりゃ
子どもに説明しないで持たない選択をするのは良いとは思っていない
中学生になる頃に説明すべきである
保護者が本気で説明して子どもが理解した上で選べばいいと思う
子どもの意見をしっかり聞いてどうしようか話し合うことが大事なんじゃないかな
どんぐり理論的には中学卒業までは携帯電話は必要ない
携帯電話を持つメリットよりデメリットがはるかに大きいから
ネットに繋がる環境は危険が隣り合わせ
何に対しても知りたいという好奇心がものすごく高い時期に多種多様な広告の誘惑、膨大な情報の中から正しい情報を得る高度な技の習得(スクランブル交差点で特定の人を見つけるくらいに難しい)
そんな世界に我が子を誘うのはもう少しあとでいいんじゃないかな
電車で携帯画面を眺めていた小学生の先にはオレンジ色で暖かい夕陽が田んぼを照らしていた
この子達は明日が晴れることを感じているのだろうか
ネットの天気予報で知るのだろうか
そもそも天気を気にするのだろうか
時間を感じ味わう
わははと笑う会話の中に、じっと熱中するゲームの中に
薄い繋がりが友を繋ぐ
フランス政府は幼稚園と小中学生による校内での携帯電話を含むインターネットに接続した電子機器(スマートフォンやタブレット)の使用禁止を法律化した
保護者からも賛成の声が多いという
危険性を分かっているけど依存性が強いのも分かっているからこそ法律で使用禁止してなんとしてでも子どもを守るということだろう
子どもは宝ですから
我が国の子どもは自国で守る
日本はいつになるのやら
みんな一緒がお国柄