どんぐり倶楽部どんぐりポケット

どんぐり子育てや自然遊び、感味力の素晴らしさ、REI先生のひとりごとなどのんびり書いてます

今だから伝えられる気持ち

〜お母さんへ〜

 


たぶん、昔からお母さんはお母さんだった

あの頃の私はお母さんなて…と自分中心の考え方や自分のことで精一杯で母のことなんてそんなに考えてなかった

結果的には自分のことに夢中になれたことは今となっては良かった

桜が毎年咲くように毎日同じ愛情を当たり前に持って接してくれていた

兄妹に対しても同じように

でも、そんなこと子どものころは全くわからなかった

兄や妹に対して羨ましく思ったりズルいと勝手に比べていたのは自分自身

何をするにもそっと見守ってくれていることに大人になって気がつくなんて遅いのだろうか

また比べてる

きっと遅いなんてない

今より早い時はない

どこかで聞いたことのある言葉が今の自分の支えになることもある

 


私の中学・高校時代を振り返ると内向的な性格で何でも心に閉じ込めてお母さんと話すことを嫌っていた

家以外での外面は良い方だったが、家の中ではムッとしていてあまり笑わず会話を避けていたと思う

会話をしない私に、母と私の2人だけの交換日記をやってた時期もあった

1人で苦しんで考えても考えても解決策なんて見つけられなくてずっと胸が痛くて自分のことがどんどん嫌いになっていた

今、私が笑えるのはお母さんのお陰

ずっと暗闇にいた私に光を差し込んでくれたのはお母さんの気持ちを綴った手帳

あの時は知らなかったけど、私が苦しい時も口を聞かない時もいつも一緒に寄り添っていてくれた事実が今の私の強み

一緒に泣いてくれてたんだな

1人じゃない

お母さんが私のことを守ってくれるから私は強くなれたし、これからも強くなれる

 


苦しかった時期、口を聞けなかった時期、あの暗闇を説明することは今までもこれからもないだろうけど、私が無理して笑わなくていい日がくるのをずっと待っててくれたんだな

高校卒業と同時に実家を出て一人暮らしを始めて、お母さんはたくさん心配してくれて野菜やお米を送ってくれて体調には気をつけなさいといつもと同じことを言う

私がお母さんに電話するのは滅多になく自分のことを話すこともなかったけど、大学時代とMSW(医療ソーシャルワーカー)時代は苦しくてどうしようもない時にただお母さんの声が聞きたくて用事もないけど電話した時、ただ一言「何かあった?いつでも帰ってきていいんだよ」と私の心を読んでいるかのように声をかけてくれて何度も何度も救われた

電話を切って泣いたことも多々ある

弱みを見せないように強がっていたあの頃が懐かしいな

孤独だと思っていた私が新たな一歩を踏み出せたのは、ずっと隣にいてくれたお母さんが同じ歩幅で歩いてくれたからだと思う

私の心を守り続けてくれたから、今私は笑えてる

 


私に子どもができた時、私は同じようにできるのだろうか

暗闇が長くても信じ続けて待つことができるであろうか

そんなことをふと考えています

どんぐりのお母さん達をみて、私も同じように悩んで悩んでいっぱいいっぱいになるんだろうなと

今の私は相談者にとって少しでも皆さんの支えになれるようにいたいけど、ちゃんと寄り添えてるのかなとか私ながらに不安もあります

それでも、子ども側から知ることができた母親への感謝やみていたことを皆さんに伝えながら支えていけるように頑張ります